色調補正・エフェクト

画像を明るくしたりコントラストを上げたり、グローをかけてカッコよくしたりと、デザイナーや絵描きさんにはおなじみの工程ですね。

画像生成においては、AIにとって使いやすい画像にするための「下処理」としてこれらの機能を使うことがあります。

画像処理に関するカスタムノードは多くあり、もっと高度な処理もできるのですが、正直、慣れ親しんだペイントツールを使ったほうが楽だと感じる場面は多いです。

全てをComfyUIでやる必要はありません。


基本的な加工

Invert image ノード

RGB値を反転したネガ画像を生成します。

Invert_Image.json

Image Sharpen ノード

輪郭をくっきりさせます。

ImageSharpen.json

Image Blur ノード

画像をぼかします。

ImageBlur.json

Image Quantize ノード

色数を減らします(ポスタリゼーション)。

ImageQuantize.json

ImageAddNoise ノード

画像にノイズを追加します。

ImageAddNoise.json

少しニッチなのですが、image2imageを行う際、あえてノイズを乗せることで低denoise設定でもディテールを増やすテクニックがあります。

cf. ピクセル画像にノイズを追加して、低denoiseでのimage2imageのディテールを増やす


モルフォロジー変換

聞き慣れない言葉かもしれませんが、主に白黒のマスク画像に対して処理を行うものです。
「線を太らせる(膨張)」「ノイズを除去する(収縮)」といった処理が可能です。

ImageMorphology.json

cf. OpenCV-Python/モルフォロジー変換


本格的な色調補正(カスタムノード)

Photoshopで行うような、より実用的な画像編集機能を追加するカスタムノードは星の数ほどあります。 その中でも、基本的な機能が網羅されており、かつシンプルで使いやすいものを紹介します。

ComfyUI-Image-Effects

色相・彩度・明度の調整(HSV調整)や、トーンカーブのような調整、各種フィルターなど、人間が調整したいと思う機能の多くが含まれています。
詳しい機能一覧はリポジトリのドキュメントを確認してください。