ターミナルとは?

「映画でハッカーが触ってるあれ」です。

ターミナル (CLI) は、普段使っているマウスで操作する画面 (GUI) とは異なり、コマンド(文字)を打ってコンピュータを操作します。 ノンエンジニアの方には馴染みづらく、苦手意識があるかもしれませんが、実際に触ってみると意外と大したことはありません。

CLIの基本構造

  • プロンプト
    • PS D:\なんちゃら の部分。
    • 「今いるフォルダ(場所)」を示しています。(Macならユーザー名など)
  • コマンド
    • コンピュータにさせたい操作を入力します。
    • 例:cd (フォルダ移動) / ls (ファイル一覧表示)
  • 引数 (オプション)
    • コマンドの動作を細かく制御するための追加パラメータです。
    • 例:ls -l
  • パス

【Windows編】PowerShell

PowerShellを開く方法

    1. Winキー + Rpowershell と入力 → OK
    1. または、エクスプローラーで操作したいフォルダを開く → 空白で右クリック → ターミナルで開く

最低限覚えたいコマンド

  • cd <パス>
    • フォルダを移動します。
  • dir
    • 現在のフォルダに入っているフォルダ・ファイルの一覧を表示します。
  • mkdir <フォルダ名>
    • 新しいフォルダを作成します。
  • .\<ファイル名>
    • 現在のフォルダにある実行ファイルを起動します。
  • rm <ファイル名>
    • ファイルを削除します。

【Linux / macOS編】

ターミナルを開く方法

  • macOS: Command + Space (Spotlight検索) → Terminal と入力 → Enter
  • Linux: Ctrl + Alt + T (多くのディストリビューションで共通)

基本コマンド

Windows (PowerShell) と共通する部分も多いですが、微妙に違うものもあります。

  • cd <パス>
    • フォルダを移動します。
  • ls
    • 現在のフォルダにあるファイル一覧を表示します。
  • mkdir <フォルダ名>
    • フォルダを作成します。
  • rm <ファイル名>
    • ファイルを削除します。
    • 注意: ターミナルで削除すると「ゴミ箱」に入らず即座に消えるため、復活できません。慎重に!
  • ./<実行ファイル名>
    • 現在のフォルダにあるスクリプトなどを実行します。スラッシュ / の向きに注意してください。
  • open . (macOSのみ)
    • 今ターミナルで開いている場所を、Finder(ウィンドウ)で開きます。「ここどこ?」となった時や、GUIでファイルを確認したい時に最強のコマンドです。
    • ※Linuxの場合は xdg-open . がこれに当たります。

補足:sudo

Linux/Macでは、システムに関わる重要な変更をする際、「管理者権限」を求められることがあります。 その時はコマンドの先頭に sudo を付けます(例:sudo rm ...)。

  • 重要: パスワードを聞かれますが、キーボードを叩いても画面には何も表示されません
  • 壊れているわけではないので、信じてパスワードを入力し、Enterを押してください。