モデルの配布場所

モデル(重みといったりもしますが)の配布場所は基本的に以下の2箇所です。この2つの使い方さえ覚えれば困ることはないでしょう。

Huggingface

  • 生成AIにおけるGitHubのようなもので、主に研究者がモデルを公開しています。

Civitai

  • コミュニティーがファインチューニングしたモデルを共有する場所として最も古く、最も人気のある場所の一つです。
  • Huggingfaceは画像生成モデル以外の、様々な種類のモデルがありますが、Civitaiは画像生成モデルのためのサイトであるため、フィルタ機能などモデルが探しやすい機能があったりします。(ちょっとごちゃごちゃしすぎていますがね…)
  • また、かなりNSFWなモデルが多いです。それが長所であるとともに大きな弱点でもあり、近頃様々な方面から締め付けが厳しくなっています。

HuggingFaceからダウンロードする

Stable Diffusion 1.5をダウンロードしてみましょう。

    1. まず、Comfy-Org/stable-diffusion-v1-5-archive ページを開きます。
    1. Files and versions タブをクリックし、ファイル一覧から目的のモデルファイル(例: .safetensors.ckpt)を見つけます。
    1. ダウンロード方法は以下の3通りです。
    • 直接ダウンロード:
      • ファイル名の横にある ↓(ダウンロードアイコン) をクリックします。
    • 詳細ページからダウンロード:
      • ファイル名をクリックして詳細ページを開き、そこで表示される ↓ download ボタンをクリックします。
    • 直リンクを利用:
      • ファイル詳細ページで Copy download link をクリックすると、ダウンロード用URLがコピーされます。
      • このURLを wget などで利用できます。
        wget https://huggingface.co/Comfy-Org/stable-diffusion-v1-5-archive/resolve/main/v1-5-pruned-emaonly.safetensors
        

Civitaiからダウンロードする

Stable Diffusion 1.5のファインチューニングモデルとして一斉を風靡したepiCRealismをダウンロードしてみましょう。

    1. まず、epiCRealismのページを開きます。
    1. 画面右側にある青い Download ボタンをクリックします。
    1. ダウンロードが始まります。

※ ログインしないとダウンロードできないモデル(NSFWなど)もあります。


モデルの置き場所

ダウンロードしたモデルファイルは、種類によって置く場所が決まっています。

画像生成の仕組みがわからないと中々難しいと思いますが、このサイトではモデルのダウンロードリンクとその配置場所を全て記載しているのでご安心を。ちょっとずつ感覚を掴んでいきましょう。

📂ComfyUI
└── 📂models
    ├── 📂checkpoints       # ckptモデル
    ├── 📂loras             # LoRA
    ├── 📂vae               # VAE
    ...

ComfyUIを起動したあとに、フォルダにモデルを置いてもComfyUIは認識してくれません。

ファイルを配置した後は、キーボードの r キーを押すか、ComfyUIアイコンEditRefresh Node Definitions を押すとComfyUIに読み込まれます。


モデルの整理術

モデルが増えてくると、「これは何がベースのモデルだったか?」「あのモデルはどこに行った?」といった問題が出てきます。 フォルダ分けをして整理整頓しましょう。

フォルダ分け

適切なフォルダ(checkpointsloras など)の中であれば、さらにサブフォルダを作成して整理しても問題ありません。 ComfyUIはサブフォルダ内のモデルも自動的に認識します。

例えば、checkpoints フォルダを以下のように整理した場合:

📂models/checkpoints/
├── 📂SD1.5
│   └── v1-5-pruned.ckpt
├── 📂SDXL
│   └── sd_xl_base_1.0.safetensors

ComfyUIの Load Checkpoint ノードなどでは、ファイル名が SD1.5\v1-5-pruned.ckpt のように、フォルダ名付きで表示されるようになります。 これにより、モデルの種類や用途ごとに分類して管理しやすくなります。

カスタムノードで更に便利に

rgthree-comfy というカスタムノードを導入すると、 フォルダ分けした構造をメニュー上で階層的に表示してくれます。

  • ComfyUIアイコン⚙Settings → rgthree-comfy settingsAuto Nest Subdirectories in Menus ✅️