動画アップスケール・動画修復

基本的な考え方や手法は、アップスケール・画像修復 とほぼ同じです。

    1. 解像度を上げる
    1. 失われたディテールをそれらしく補い、画質を整える

ただし大きな違いが一つあり、動画では 時間方向のつながり(フリッカーしないこと) が重要になります。

静止画用アップスケーラを「1フレームずつ」当てるだけでも一応は動画アップスケールになりますが、時間的な一貫性を持たないため、チラつきがでる可能性があります。

やはり、動画専用のアップスケーラーを使ったほうが良いでしょう。

現在のSoTAを2つだけ紹介します。

静止画用のアップスケーラーを動画に使うことは出来ませんが、その逆は特に問題ありません。
むしろ静止画専用のものより性能がよく、実際よく使われています。


SeedVR2

numz/ComfyUI-SeedVR2_VideoUpscaler

動画のアップスケールに特化し、1ステップで生成できるようにしています。

修復レベルで使えるほど非常に高性能ですが、非常に重いです。


FlashVSR

lihaoyun6/ComfyUI-FlashVSR_Ultra_Fast

FlashVSR.json

複数フレームをまとめて処理し、時間方向のブレやフリッカーを抑えています。

リアルタイム寄りの処理速度を実現できる設計で、高速・軽量なので、とりあえずこちらを試してみるのがいいでしょう。